2018年12月16日日曜日

【Bリーグ】18-19 第14節Game2 京都ハンナリーズ VS シーホース三河

 

2018/12/16 京都ハンナリーズ 77-73 シーホース三河@ハンナリーズアリーナ
観客数:1975人
 
 
今節は大学生の無料招待Dayだったので、若い人が多かったです。少しでもリピーターになってもらえればと思います。
 
 
三河は金丸がDNP。代わりに昨日プレイタイムのなかった森川がスターターに入ります。
 
昨日のブログで、
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2年前に走るバスケットを目指して西川と村上を取ったけど、ハーフコートバスケット主体は変わっていません。チームの方向性がぐらついているように見えます。
・・・(中略)
三河は持ち駒を残した状態で負けたように見えました。42歳の桜木を50分中45分間使うのではなく、村上や西川などを起用したバスケットをしてほしいです。
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と書いたのですが、今日は西川、村上、森川を長く起用して、ファストブレイクを意識したプレイが目立ちました。
 
 
特に昨日DNPだった森川が15得点(フィールドゴール7/11)と大活躍。
 
今日の試合は三河が変わるうえで必要な敗北だったと思います。次節以降も今日みたいなバスケットをみたい。
 
 
 
シーホースのことばかり書きましたが、、、少しハンナリーズのことも。
 
4Q途中でマブンガが足を引きずって一度ベンチに戻る。直後、三河が簡単に得点を決めて嫌な流れになったのですが、タイムアウト後にマブンガは再びコートへ。
 
彼ら外国籍選手をフルタイム出さないと勝負出来ないことが良く分かります。来週はフル稼働の二人を休ませるためにも、モリスを起用してほしい。
 
 
日本籍選手は、昨日の試合よりリングにアタック出来て得点も伸びたことが良かったと思います。
 
 

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●個人表(10点満点採点(5.5~6.0が平均値)  | 得点、リバウンド、アシスト)
#3  伊藤 達哉 7.0 | 8,2,5
#7  晴山 ケビン 7.5 | 15,4,0
#9  綿貫 瞬 DNP
#12 岡田 優介 7.0 | 8,0,2
#13 近 忍 DNP
#13 岸田 篤生 DNP
#32 ジュリアン・マブンガ 7.0 | 12,9,9
#33 内海 慎吾 5.5 | 0,0,0
#45 頓宮 裕人 DNP
#50 デイヴィッド・サイモン 8.0 | 27,14,1
#91 片岡 大晴 5.5 | 7,2,0
 
※一部選手のみコメント

#3  伊藤 達哉 7.0 | 8,2,5
 リングに積極的にアタックしくれたが、気持ちがはやり過ぎて前半ファウルトラブルに。
 
#7  晴山 ケビン 7.5 | 15,4,0
 on fire!!  3ポイント3/3とすべて成功。
 
#32 ジュリアン・マブンガ 7.0 | 12,9,9
 フィールドゴール30.8%、ターンオーバー7つとスタッツは振るわなかったが、4Q気持ちでコートに立ってくれたおかげで勝利をものにすることが出来た。
 
#33 内海 慎吾 5.5 | 0,0,0
 フリーでシュートを打たなかった時があった。内海も常にシュートを打つつもりで!
 
#50 デイヴィッド・サイモン 8.0 | 27,14,1
 4Qマブンガが得点を取れない中、たんたんとシュートを決めてくれた
 
#91 片岡 大晴 5.5 | 7,2,0
 3ポイント0/3。フリーのコーナースリーは決めたかった。
 
以上

2018年12月15日土曜日

【Bリーグ】18-19 第14節Game1 京都ハンナリーズ VS シーホース三河

 

 
2018/12/15 京都ハンナリーズ 107-100 シーホース三河@ハンナリーズアリーナ
観客数:1969人
 
 
対戦相手の三河は、昨オフに主力の橋本、比江島が抜けた影響で12勝10敗と昔の強さが見られない。
 
また、2年前に走るバスケットを目指して西川と村上を取ったけど、ハーフコートバスケット主体は変わっていません。チームの方向性がぐらついているように見えます。
 
 
1Q、三河はミークスのインサイドと金丸のアウトサイドシュートをバランスよく使い、京都のディフェンスを分断。京都 17-29 三河とビッグクォーターを作る。
 
 
2Q、生原のファウルトラブルで村上にプレイタイムが与えられる。元京都のスピードスターは、これに応えて2Qだけで7得点を挙げる。シーホースで出場機会が少ないので、うれしい活躍でした。
 
 
三河はこのクォーターで、サザランド、ミークス、桜木のビッグラインナップをオンコートに。京都はビッグマンが足りないため、ゾーンディフェンスを使いたいが、リーグ随一のピュアシューター金丸がいるためマンツーマンで対応。
 
サザランドに片岡がついたが、フィジカルで押し切られて得点される。これを見て片岡と晴山を交代。晴山は腰を低く落としたディフェンスで、サザランドをある程度守れていました。
 
 
 
4Q、三河はフルタイムでサザランド、ミークス、桜木を再び投入。京都はサザランドに内海をマッチアップさせる。内海のサザランドに対するディフェンスは見ごたえ十分で、彼のバスケットIQの高さを感じました。
 
残り19秒、同点から内海がサザランドから値千金のスティール。勝ち越しのシュートは入らなかったが延長戦へ。
 
 
 
勝負が決まったダブルオーバータイム、三河のアシストが1に対し京都は5。京都の方がチームで連動して戦えた分、勝利をものに出来たと思います。
 
 
京都は試合に使える駒・手はすべて使ったと思います。しかし、三河は持ち駒を残した状態で負けたように見えました。42歳の桜木を50分中45分間使うのではなく、村上や西川などを起用したバスケットをしてほしいです。
 
 

 
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●個人表(10点満点採点(5.5~6.0が平均値)  | 得点、リバウンド、アシスト)
#3  伊藤 達哉 7.0 | 4,9,3
#7  晴山 ケビン 7.0 | 9,6,0
#9  綿貫 瞬 DNP
#12 岡田 優介 6.5 | 10,3,0
#13 近 忍 DNP
#13 岸田 篤生 DNP
#32 ジュリアン・マブンガ 9.0 | 42,11,16
#33 内海 慎吾 7.0 | 0,0,1
#45 頓宮 裕人 DNP
#50 デイヴィッド・サイモン 8.5 | 36,10,6
#91 片岡 大晴 6.5 | 6,1,1
 
※一部選手のみコメント
 
#3  伊藤 達哉 7.0 | 4,9,3
 試合終了間際、ボールキープで会場をわかせる。ハンドリングで魅了出来る数少ない選手。
 
#7  晴山 ケビン 7.0 | 9,6,0
 4番ポジションも板についてきました。
 
#32 ジュリアン・マブンガ 9.0 | 42,11,16
 50分フル出場でトリプルダブル達成。
 
#33 内海 慎吾 7.0 | 0,0,1
 4Qのディフェンスは、リプレイ必須です。
 
#50 デイヴィッド・サイモン 8.5 | 36,10,6
 50分フル出場にもかかわらず、ファウル0。元スパーズのダンカンのように淡々とクオリティの高いプレイを見せてくれる。
 
以上

2018年11月7日水曜日

【Bリーグ】18-19 第8節Game1 京都ハンナリーズ VS 大阪エヴェッサ

 

 
2018/11/7 京都ハンナリーズ 78-65 大阪エヴェッサ@ハンナリーズアリーナ
観客数:1430人
 
 
京都は、マブンガが怪我で欠場した日曜日の福岡戦で大敗。外国籍一人で厳しい試合が続くと思いきや、前日に三遠のシャキール・モリスと契約合意。前節の負けを考えると、ほぼぶっつけ本番ながらモリスに期待するしかありません。
 
 
1Q、モリスが7得点2アシストの活躍。ポストアップからの1on1でアドバンテージを取れてアシストもこなし、シーズン最初からチームにいたかのようにフィットしていました。
 
試合は1Q以降、徐々に点差を広げた京都が勝利。今日の勝因は主に三つあります。
 
 
1つ目は帰化選手のパプ月瑠相手に晴山がディフェンスで踏ん張ったこと。フリースロー成功率の低いパプ月瑠相手に上手にファウルを使いながら、モリスとサイモンに休ませる時間を作りました。
 
2つ目は、サイモンがギブソンからファウルを誘い、ギブソンをファウルトラブルにさせたこと。これはチームとして狙っていたと思います。スカウティングとそれを実行しきったサイモンが見事でした。
 
3つ目は、マブンガが負傷したタイミングでモリスを連れてきたこと。京都にマッチする選手をピンポイントで補強したフロントの眼力は素晴らしい。
 
 
 
モリスの活躍が目立った一方、頓宮、岸田、近のベンチメンバーにプレイタイムがほぼなかったことが気になります。スタメンの負荷が高いので、彼らの活躍なしに長いシーズンを考えるは戦えません。練習からしっかりヘッドコーチにアピールしてほしいですね。
 
 

 
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●個人表(10点満点採点(5.5~6.0が平均値)  | 得点、リバウンド、アシスト)
#3  伊藤 達哉 10,3,10 | 7.0
#7  晴山 ケビン 3,6,3 | 6.5
#9  綿貫 瞬 4,3,1 | 6.0
#12 岡田 優介 6,1,0 | 6.5
#13 近 忍 0,0,0 | 5.5
#13 岸田 篤生 0,0,0 | 5.5
#23 シャキール・モリス 17,9,5 | 7.5
#32 ジュリアン・マブンガ DNP
#33 内海 慎吾 0,1,0 | 6.0
#45 頓宮 裕人 0.1,0 | 5.5
#50 デイヴィッド・サイモン 25,9,4 | 7.5
#91 片岡 大晴 13,1,2 | 7.0
 
※一部選手のみコメント
#3  伊藤 達哉 10,3,10 | 7.0
 ターンオーバー4つとやや多かったが、ダブルダブルの活躍
 
#7  晴山 ケビン 3,6,3 | 6.5
 3ポイント0/7はいただけないが、パプ月瑠相手にナイスディフェンス
 
#23 シャキール・モリス 17,9,5 | 7.5
 走れて、ポストプレイが出来て、アシストも出来るハンナリーズ向きの選手
 
#50 デイヴィッド・サイモン 25,9,4 | 7.5
 ファウルをする時としないときの判断が良く、ファウルトラブルに陥らず安定して活躍
 
#91 片岡 大晴 13,1,2 | 7.0
 危なっかしいディフェンスもあったが、スティールからのワンマン速攻を決めた
 
以上

2018年11月3日土曜日

【Bリーグ】18-19 第7節Game1 岡田選手 強気の即興セットで4点プレイ

2018/11/2 ライジングゼファー福岡 95-98 京都ハンナリーズ@福岡市民体育館
観客数:1205人
 
4Q残り1分21秒、京都は10点差ビハインドから試合終了直前に追いつき、オーバータイムに持ち込む。

オーバータイムは、京都が終始リードを保ち、逆転勝利を収めた。
 
延長の岡田の4点プレイに至る経緯が印象に残ったので紹介します。
 
 
■3ポイントが外れたシーン(OT 残り2分6秒~)
福岡 86-91 京都。でマブンガのポストプレイ → 伊藤のオフボールスクリーンから岡田が3ポイントを放つも外す。しかし、リバウンドは京都が取得しセカンドチャンスへ



■4ポイントプレイが決まったシーン(OT 残り1分52秒~)
 セカンドチャンスを得た京都は再び岡田が3ポイントを打ち、バスケットカウントで4点プレイを決める。

このシーン、岡田はマブンガへ合図を送り自分のセットを要求。直前のシュートを外しても、次は決めるから任せろという岡田の強い気持ちが見られました。


画像で順に説明します。
 
①マブンガがボールをコントロール


②岡田がマブンガへセットプレイの合図


③マブンガのマークマンへ岡田がスクリーン


④マブンガがスクリーンを利用してドライブし、岡田がポップアウト


⑤マブンガがペイント内をドライブ、ディフェンスを収縮させて、ノールックで岡田へパス


⑥岡田がフリーで3ポイントシュート


⑦バスケットカウント付きの3ポイントが決まった!


⑧浜口HC、久山ACがガッツポーズ。十分に練習したセットプレイが決まったのだと思います。



タイムアウトで指示されたのではなく、流れの中で選手が指示したセットプレイを見事に成功。去年から継続したメンバーの連携成度の高さが光りました。
 

2018年10月13日土曜日

【Bリーグ】18-19 第2節Game1 京都ハンナリーズ VS 横浜ビー・コルセアーズ

 

 
2018/10/12 京都ハンナリーズ 84-80 横浜ビー・コルセアーズ@ハンナリーズアリーナ
観客数:1458人
 
 
待ちに待った開幕戦。4面ビジョンが新しくなって、画面が大きくなり解像度も向上。コート内の選手の得点とファウル数が常に表示されるようになり、観戦しやすくなりました。
 
 

 
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■オンザコートルールについて
 
今シーズンから外国籍選手のオンザコートルールが、終始On2、契約3名、ベンチ登録2名に変更されました。外国籍選手のプレイタイムが軒並み上昇し、1節終了時点で平均35分以上プレイする選手が7名もいました(昨シーズンは0名)。
 
レギュラーシーズンの単なる1試合なのに、外国籍選手がバテバテで、怪我しないか心配で見ていられなかったです。
 
 
ルール変更の意図の一つに日本籍のビッグマンと外国籍選手のマッチアップを増やす狙いがあります。しかし、外国籍選手と日本籍選手のレベルに差があり過ぎて、バテバテの外国籍選手 >> フレッシュな日本籍選手 なため、外国籍選手のプレイタイムが異常に長くなっているのだと思います。
 
終始On2でベンチ登録2名のため、外国籍選手が最初からファウルトラブルの状態でプレイしています。1Q最初でファウル数0なのに、マブンガはシュートブロックにいかず、手を引っ込めていたのは象徴的なシーンだと思います。変なルールのせいで思い切ったプレイが出来ないことにがっかりしました。
 
 
契約3名、ベンチ登録2名だと、健康なのにベンチにすら入れない選手が出てきます。当たり前ですが、プロ選手はプレイしてなんぼです。せっかく海外から日本を選んで来てくれる選手に失礼な話です。
 
 
外国籍選手が長時間プレイせざるを得ない状況を作ったと思えば、逆にベンチにすら入れないこともあるルールに賛成できません。外国籍選手は使い捨てではない。はるばる日本に来て、素晴らしいプレイを見せてくれる彼らのことも考えたルールを作ってほしい。
 
 
 
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■本日の試合について
 
1Q、京都は31-10のジャンプスタート。京都は数回ボールを回した後にピックを使ったドライブをすれば、ペイント内でフリーになり簡単に得点を重ねる。逆に横浜は、ボールが止まりがちでボールマンにマークが集中して、ターンオーバーを繰り返しました。
 
2Q、横浜はマンツーマンからゾーンディフェンスを中心に変更。京都はボールが止まりがちになり、フリーの3ポイントも入らず、得点差を詰められる。2Q終了 京都 45-36 横浜。
 
4Q、ほとんどオンコートのマブンガとサイモンに疲れが見える。途中、サイモンを頓宮に変えるが、頓宮が機能しなかったため、すぐにサイモンをコートに戻す。頓宮は、オフェンスで横浜からマークを外され、実質 京都4人vs横浜5人となっていたのが痛かった。 
 
 
終盤、横浜に追いつかれるも岡田が値千金の3ポイントを沈めて、辛くも京都が逃げ切る。チーム作りが遅れる中、貴重な2勝目を上げました。
 
 

 
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●個人表(10点満点採点(5.5~6.0が平均値)  | 得点、リバウンド、アシスト)
#3  伊藤 達哉 6.5 | 6,6,6
#7  晴山 ケビン 7.0 | 15,2,1
#9  綿貫 瞬 7.5 | 16,3,0
#12 岡田 優介 6.5 | 12,1,0
#13 近 忍 DNP
#13 岸田 篤生 DNP
#32 ジュリアン・マブンガ 7.5 | 15,11,14
#33 内海 慎吾 6.0 | 0,1,0
#45 頓宮 裕人 4.5 | 0,0,0
#50 デイヴィッド・サイモン 7.5 | 20,7,3
#91 片岡 大晴 DNP
 
※一部選手のみコメント
 
#7  晴山 ケビン 7.0 | 15,2,1
 インサイドで体を張り、3ポイントを5/10(50%)と高確率で沈める
 
#9  綿貫 瞬 7.5 | 16,3,0
 3ポイント3/3、去年よりシュートの軌道が高くなったので、今年は3ポイント成功率が上がると思います。
 
#12 岡田 優介 6.5 | 12,1,0
 千両役者
 
#32 ジュリアン・マブンガ 7.5 | 15,11,14
 トリプルダブルを達成。プレイタイムを考えるとややネガティブな記録
 
#33 内海 慎吾 6.0 | 0,1,0
 インサイドの体を張ったディフェンスで当たり負けしていなかった。体幹が良くなっている。3ポイント0/6もシューターとして、たんたんと打ち続けた点も良かった
 
#45 頓宮 裕人 4.5 | 0,0,0
 綿貫のドライブコースでパスを受けようとするなど、オフェンス面の課題が目立った
 
#50 デイヴィッド・サイモン 7.5 | 20,7,3
 ファウルを最小限にとどめ37分出場、クレバーなプレイが目立った
 
以上

2018年8月26日日曜日

17-18シーズン B1全チームのStarterの得点割合からチームごとに分析

2017-2018シーズン B1全チームのStarterの得点割合からチームごとにを分析します。
※データ元は、Basketballnavi.DB(http://stats.basketballnavi.com/)さん。
 
チーム別にStarterとReserveの得点割合を棒グラフにしました。
 

 
チームごとの傾向が顕著に分かります。チーム別の得点平均からB1全体のStarterの得点割合を計算すると64.0%だったので、三遠以上のチームがStarterへの依存率が高めということになります。
 
それでは、Starterの得点割合が上位、下位、京都のチームを分析します。
 
 
■1位 川崎ブレイブサンダース
川崎が76.7%で1位。得点の4分の3以上をStarterで取っていたことになります。


ほぼスターターであったファジーカス、辻、デービスが48.9得点も上げたため、Starterの得点割合が高くなりました。
 
 
■2位 新潟アルビレックスBB
新潟が72.6%で2位


得点王のガードナーがゲームスタート数59で28.7得点を上げており、Starterの得点割合を押し上げました。
 
 
■3位 千葉ジェッツ
千葉が72.5%で3位。


パーカー、エドワーズ、小野、富樫の二けた得点が目立ちます。帰化枠のパーカーをStartから使えることも、Starterの得点割合が高くなった要因でしょう。
 
 
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■12位 京都ハンナリーズ
われらの京都は61.6%で12位。


チーム2位の得点をあげたマブンガがベンチスタート中心だったため、Starterへの得点依存率が低くなりました。
 
 
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■17位 西宮ストークス
西宮が54.1%で17位。


Starterが固定されておらず、得点力の低い選手が最初から出ることも多かったため、Starterへの得点依存率が低くなったようです。
 
 
■18位 レバンガ北海道
北海道が54.0%で最下位。


日本籍選手トップの得点であった折茂の存在が光ります。ほぼベンチスタートで7.9得点を上げる活躍。ほぼスターターだった桜井と多嶋の得点がそれほど多くなかったため、Starterの得点割合は低くなりました。
 
 
 
==========
■Starters得点率と全体順位の散布図


Starters得点率と全体順位を散布図にしました。若干ですが、Starterの得点割合が大きい方が順位も上になる傾向があります。
 

2018年8月18日土曜日

2017-2018シーズン、京都ハンナリーズのチーム成績と勝敗を分析

2017-2018シーズン、京都ハンナリーズのチーム成績と勝敗の関係を分析します。
 
チーム成績をスタッツごとに勝敗と比較しています。スタッツと勝敗の関係がかなり特徴的に出たので、ぜひご覧ください。
 
データ元は、Basketballnavi.DB(http://stats.basketballnavi.com/)さん。
 
  
比較したスタッツは、
 (1)3ポイント成功率
 (2)フィールドゴール成功率
 (3)フリースロー成功率
 (4)オフェンスリバウンド数
 (5)トータルリバウンド数
 (6)アシスト数
 (7)スティール数
 (8)ブロック数
 (9)ターンオーバー数
 (10)パーソナルファウル数
です。

参考までに京都の勝敗は、34勝26敗(勝率56.7%)でした。

それでは、スタッツと勝敗を比較していきます。

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(1)3ポイント成功率


 
◇短評
3ポイント成功率が50%以上なら、5勝0敗と負けなしです。
30%未満でも11勝11敗であり、3ポイント成功率が低くても、勝負出来ていることが分かります。
 

 
次に成功率と勝敗を散布図にしました。3ポイント成功率が43%以上なら10勝0敗です。18-19シーズンは、3ポイント成功率が43%以上になるか注目したいです。
 
 
 
(2)フィールドゴール成功率


 
◇短評
フィールドゴールが40%未満の場合、2勝10敗。
50%以上の場合、14勝1敗と分かりやすい結果となりました。
 

 
散布図からは、フィールドゴールが39%以下の場合、0勝10敗であることが分かります。当たり前とは思いますが、低すぎると勝てないと言えます。
 
 
  
(3)フリースロー成功率


 
◇短評
フリースロー成功率は、60%未満でも6勝4敗と勝ち越したことに驚きました。フリースロー成功率の悪さが勝敗に直結することはないようです。
 

 
散布図からは、85%以上の時、6勝0敗であることが分かります。フリースロー成功率が高かった内海、綿貫、片岡、岡田がフリースローをもらうことが多かったのか、フリースロー成功率が低い人が確率良く決めたのか調べてみたいですね。
 
 
 
(4)オフェンスリバウンド数
 

 
◇短評
オフェンスリバウンド数は、10以上15未満で13勝12敗、15以上でも6勝4敗と、多くても勝率が上がらないことに驚きました。オフェンスリバウンド数と勝敗の相関関係は低いと言えます。
 

散布図からも特に特徴的なことは見えてきません。
 
 
 
(5)トータルリバウンド数
 

 
◇短評
トータルリバウンド数は、40以上の時に10勝3敗と大きく勝ち越しています。逆に30未満の場合、1勝4敗と負け越しました。リバウンド数はペースにも寄るので一概に言えない部分もありますが、リバウンド数は、勝敗に関係してきそうです。
 

散布図からもグラフと同様の特徴が言えます。
 
 
 
(6)アシスト数
 

 
◇短評
アシスト数は、15未満の場合4勝10敗。15以上の場合30勝16敗でした。ボールがよく回るとアシストも増える傾向があるので。京都のバスケットスタイルが数字に表れていると思います。
 

散布図からもグラフと同様の特徴が言えます。
 
 
 
(7)スティール数
 

 
スティール数は、5未満で10勝9敗と少なくても勝率はさほど悪くありません。逆に10以上だと8勝1敗と大きく勝ち越しました。スティール数が、これほど勝率と相関していたことに驚きです。ディフェンスが機能してスティール数が多くなったから、勝率が良いのだと推測します。
 

散布図からは、8以下での勝率は五分程度ですが、9以上になると一気に勝率が上がることが分かります。18-19シーズンは、スティール数が9以上になるか注目したいです。
 
 
 
(8)ブロック数
 

 
◇短評
ブロック数は、3未満で22勝19敗、3以上で12勝7敗と、勝敗に大きく左右はしていませんでした。
 
 
 
(9)ターンオーバー数
 

 
◇短評
ターンオーバー数が10未満の場合、9勝5敗とやや勝率が高いです。15以上でも8勝9敗と、それほど勝率は悪くありません。ターンオーバーが多いと、勝率がかなり悪くなると予想していたのですが、意外な結果でした。
 

散布図からは、ターンオーバーが19以上の時に0勝5敗なことが分かります。さすがに多すぎると敗北に直結するようです。
 
 
 
(10)パーソナルファウル数
 

 
◇短評
パーソナルファウルは、15以上20未満で20勝7敗、20以上で8勝13敗でした。グラフからは20を境に負け越しが多くなっていると言えます。
 

散布図からも20以上で負け、19以下で勝ちが多くなっていることが分かります。
 
 
 
(11)まとめ
17-18シーズンの京都ハンナリーズは、
 ・3ポイント成功率が43%以上
 ・フィールドゴールが50%以上
 ・スティールが9以上
の時に極めて勝率が高かった。
 
以上

2018年8月15日水曜日

17-18シーズン ホーム/アウェイや観客数が勝敗に影響するか分析

 
2017-2018シーズン、京都ハンナリーズの勝敗がホーム/アウェイや観客数に影響されたか分析します。
 
 
1.ホーム/アウェイ
ホームかアウェイかによって、勝率が変わるかを調べます。



上図の通り、ホーム18勝12敗(勝率60%)、アウェイ16勝14敗(勝率53%)だったので、それほど変わりません。
 
統計的にも「ホームアウェイ」と「勝敗」が関連しているかのP値は0.6だったので、ホームアウェイが勝敗に影響しているとは言い切れません。
 
 
2.ホームの観客数
ホームの試合で観客数が勝敗に影響するかを調べます。



上図の通り、
 1000~1999人:10勝7敗(勝率59%)
 2000~2999人:5勝3敗(勝率63%)
 3000人~   :3勝2敗(勝率60%)
でした。ほとんど関係なかったですね。
 
観客数が多いほど勝率が良いというデータが出れば面白かったのですが。
 
 
3.ホームとアウェイの観客数
ホームとアウェイごとに観客数と勝敗をプロットしてみました。
 

 
何か傾向が見えてくるかなーと思ったのですが、たんにホームの観客数が少ないということしか見えてきませんでした凹〇
 
去年は運営頑張ってくれていたので、今年はもっとお客さんが増えることを期待しています。
 
 
4.まとめ
 ホーム/アウェイと観客数は、勝敗に影響しない。
 

2018年8月12日日曜日

17-18シーズン 京都ハンナリーズの個人成績を分析 その2

 
2017-2018シーズン、京都ハンナリーズのレギュラーシーズンの個人成績を振り返ります。その1の続きの記事です。
 
その2で比較するスタッツは、
(10)リバウンド総数
(11)アシスト総数
(12)スティール総数
(13)ブロック総数
(14)被ブロック総数
(15)ターンオーバー総数
(16)パーソナルファウル総数
(17)被ファウル総数
 
 
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(10)リバウンド総数

◇短評
リバウンド総数は、ダントツでスミスが一位。オフェンスリバウンドをもぎ取って、バスケットカウントを決めるシーンを何度も見ました。
日本籍選手では、綿貫のオフェンスリバウンド比率が高い所に注目。忍者のようにジャンプしてオフェンスリバウンドを取っていたことが数字にも表れています。
 
 
 
(11)アシスト総数

◇短評
アシスト総数は、伊藤が200超えでトップ。ペイント内をドライブで荒らして、ギャップを作り、ゴールをおぜん立てしてくれました。
意外だったのは、永吉の89(1試合平均1.6)。来期は永吉のアシストに注目したいです。
 
 
 
(12)スティール総数

◇短評
スティール総数は、伊藤の72がトップ。ダブも63(1試合平均1.4)と1試合平均では伊藤を超えており、この二人のスティールで何度も試合の流れを手繰り寄せました。

 
 
(13)ブロック総数

◇短評
ブロック総数は、スミスが36で1位。ダブも僅差の33で1試合平均(0.7)ではスミスを上回りました。
 
 
 
(14)被ブロック総数

◇短評
被ブロック総数は、永吉が1位。マイナス評価の項目ですが、積極的にシュートに行ってくれていた証でもあるので、この数字が多少高いからといって評価を下げたいと思いません。
 
 
 
(15)ターンオーバー総数

◇短評
ターンオーバー総数はマブンガと伊藤が1位。二人ともハンドラー兼スラッシャーでプレイタイムも長いため、多少多いのは仕方ないかと思います。
 
 
 
(16)パーソナルファウル総数

◇短評
パーソナルファウル総数は、スミスが1位。プレイタイムが多いほど、ファウル数も多くなりやすいので、40分間(1試合の時間)あたり何回ファウルするかを、2枚目の画像にランキングしました。

プレイタイムの短いブラックレンジを例外とすると、ダブが最もファウルをしやすいことになります。注目は最下位の永吉。インサイドでファウルになりやすいにも関わらず、この低さ。

総プレイタイムで1位だったのは、ファウルトラブルになることが少なく、プレイタイムを伸ばせたから。チーム方針として永吉は、むやみにファウルをするなと指示が出ていたのかもしれません。
 
 
 
(17)被ファウル総数

◇短評
被ファウル数は、マブンガが1位。こちらも40分間(1試合の時間)あたり何回ファウルをもらうかを2枚目の画像もランキングにしました。マブンガは単位時間あたり多くのファウルをもらってことが良く分かります。
 
 
以上。