2016年5月15日日曜日

【bjリーグ】15-16 プレーオフ・3位決定戦 京都ハンナリーズ VS 秋田ノーザンハピネッツ



 
2016/5/15 京都ハンナリーズ 74-122 秋田ノーザンハピネッツ有明コロシアム
 
 
公式発表で観客数は7824人。昨日以上の秋田ブースターが詰めかけた3位決定戦。ピンク一色のスタンドと声援は選手たちを大きく後押ししたと思います。
 
 
立ち上がりの京都は動きが重い。対する秋田は軽快に3ポイントを沈め、1Q終了、京都 14-33 秋田、と厳しい展開。
 
京都は昨日の敗戦を引きずっていて、ちぐはぐなオフェンスやフィニッシュの甘いシュートが目立つ。オフェンスの悪さがディフェンスにも影響して足が動かず、ノーマークで秋田にシュートを打たれました。
 
モチベーションが低いというより、自信を失っていたのだと思います。
 
 
試合は、クォーターを重ねるごとに点差を広げた秋田が、京都 74-122 秋田で秋田の勝利。昨日の敗戦を乗り越え、大勢のブースターへプレイで答えました。
 
 
秋田は試合を通じて19/30(63%)の3ポイントを決める。中でも田口は、3ポイントを9/11で決めて35得点と大暴れ。去年のファイナルで3ポイントが入らなかった悔しさを存分にはらしました。





ここからは京都の課題について。
ファイナルズ4チームの日本籍選手スコアラー。
 京都:藪内8.3、内海7.2
 沖縄:喜多川13.4、岸本11.9
 富山:城宝17.1、水戸9.6
 秋田:田口14.6、大塚9.7
 
京都は日本籍選手に二ケタ取れるスコアラーがいない。
 
チームで得点を取るのが京都のバスケットですが、エース不在のため、オフェンスが停滞した時に中途半端なシュートを打ってしまうケースが多かった。こういった時に局面を打開できるエースが必要です。
 
 
具体的には、沖縄の岸本や富山の城宝のように、スクリーンを上手に使える選手です。オフェンスが手詰まりになった時、単純なピックアンドロールで得点をつなぐパターンがほしい。プレーオフで勝つには、チームバスケにプラスして個の力が必要です。
 
 
来期のロスターがどうなるか分かりませんが、特に村上、藪内、小島に猛練習してもらいたいです。
 
 
 

●個人表(10点満点採点(5.5~6.0が平均値) | 得点、アシスト、リバウンド)
#0 瀬戸山 京介 1,0 | 2,1,1
#1 タイレン ジョンソン 1.0 | 4,4,3
#7 薦田 拓也 1.0 | 10,0,2
#8 村上 直 1,0 | 5,5,2
#9 小島 元基 1.0 | 8,2,1
#17 日下 光 1.0 | 3,1,0
#18 モーゼス エハンベ 1.0 | 7,0,4
#19 徳永 林太郎 1.0 | 10,1,0
#25 佐藤 託矢 1.0 | 2,2,3
#33 内海 慎吾 1.0 | 8,1,0
#33 籔内 幸樹 1.0 | 2,1,0
#42 ケビン コッツァー 1.0 | 13,1,9
 
※コメントはなし
 
 


2016年5月14日土曜日

【bjリーグ】15-16 プレーオフ・カンファレンスファイナル 京都ハンナリーズ VS 琉球ゴールデンキングス

 

 
2016/5/15 京都ハンナリーズ 56-87 琉球ゴールデンキングス@有明コロシアム
 
 
公式発表で観客数は7598人。京都は4回目のカンファレンスファイナル進出ですが、過去3回は勝利できず決勝へ進めませんでした。京都の目標は優勝ではなく、まずはファイナルへ進むことです。
 
 
試合開始早々、沖縄は連続3ポイントが決めて、ペースをつかむ。いつも以上に早いタイミングでシュートを打ってきたので、京都はびっくりしていたと思います。
 
 
沖縄の3ポイントが確率よく決まったことで、京都は外を警戒したディフェンス。すると沖縄はドライブで中を攻めて得点を奪う。次に、沖縄のドライブに対して京都がヘルプディフェンスに行くと、キックアウトされてオープンのスリーを沈める。
 
京都は完全に後手後手に回り、ディフェンスが崩壊してしまいました。前半終了 京都 31-50 沖縄。京都は苦しい展開となります。
 
 
 
 
前半、沖縄はお得意のファストブレイクを出さず、オールコートディフェンスもしませんでした。あえてハーフコートゲームを挑んでいたのだと思います。これは、京都のコッツァー対策だと考えられます。
 
 
レギュラーシーズンで沖縄はコッツァーのインサイドとオフェンスリバウンドからの得点にやられたと感じていたのでしょう。京都のオフェンスリバウンド(沖縄のディフェンスリバウンド)に対し、人数をかけてリバウンド争いに参加。その分、ファストブレイクは出にくくなりますが、そこは割り切っていたのだと思います。
 
 
また、沖縄はオフェンスリバウンドへの優先度を下げて戻りを早くた結果、京都もほとんど速攻が出ない。京都としては、速攻で足を動かしてリズムをつかみたかったのですが、それも出来ませんでした。
 
 
沖縄はハーフコートゲームに持ち込むという作戦を、選手達がしっかり意識して実行しきった結果、高い集中力で戦えました。逆に京都は、沖縄の変化と集中力の高いディフェンスにボールも人も動かず、チームの意思を感じないゲームを続けてしまいました。
 
 
 
 
第3Qも引き続き沖縄ペース。京都は早い時間帯で3回すべて使い切るも、リードを広げられ、3Qだけで 京都 3-20 沖縄のRUNを決められてしまう。3Q 京都 34-70 沖縄。
 
最後は、京都 56-87 沖縄 で沖縄の勝利。
 
 
京都は過去3試合のカンファレンスファイナルを緊張やプレッシャーにより自滅して負けてしまいました。しかし、今日は違います。それなりに普段通りのプレイは出来ていたと思います。沖縄が良い形で変化したので、いつも通りプレイでは勝てなかったのです。
 
プレーオフで勝ち切るには、レギュラーシーズンと同じプレイだけでは勝てないです。何かプラスアルファが必要なことを今日の沖縄から教えてもらいました。bjリーグで頂点に立てなかったのは非常に悔しいのですが、Bリーグで仮を返してほしいです。
 
 


 

●個人表(10点満点採点(5.5~6.0が平均値) | 得点、アシスト、リバウンド)
#0 瀬戸山 京介 4.0 | 0,1,0
#1 タイレン ジョンソン 3.0 | 7,2,9
#7 薦田 拓也 4.5 | 8,0,1
#8 村上 直 4.5 | 8,2,0
#9 小島 元基 4.0 | 2,0,0
#17 日下 光 5.0 | 3,1,1
#18 モーゼス エハンベ 4.5 | 6,1,2
#19 徳永 林太郎 4.0 | 0,0,0
#25 佐藤 託矢 4.0 | 2,0,2
#33 内海 慎吾 4.0 | 2,0,2
#33 籔内 幸樹 4.0 | 6,1,4
#42 ケビン コッツァー 4.5 | 13,3,10
 
※印象に残った選手のみコメント
 
#1 タイレン ジョンソン 3.0 | 7,2,9
 フィールドゴール2/16、エースが振るわず
 
#9 小島 元基 4.0 | 2,0,0
 レイアップを外してしまうなど、フィニッシュが甘かった

#17 日下 光 5.0 | 3,1,1
 ベテランらしくチームを落ち着かせる
 
#18 モーゼス エハンベ 4.5 | 6,1,2
 沖縄のゾーンに3ポイント一発回答のシーンは良かった
 
#33 内海 慎吾 4.0 | 2,0,2
 3ポイント0/1、シュートを打たせてもらえず
 
#33 籔内 幸樹 4.0 | 6,1,4
 フィールドゴール1/8、積極的なシュートは良かったが。。。
 

  


2016年5月8日日曜日

【bjリーグ】15-16 プレーオフ・カンファレンスセミファイナル day2 京都ハンナリーズ VS 滋賀レイクスターズ




2016/5/8 京都ハンナリーズ 88-77 滋賀レイクスターズ@ハンナリーズアリーナ
 
 
公式発表で観客数は2342人。滋賀ブースターが多数来場したこともあり、2000人越えのアリーナは熱気に包まれていました。
 
 
昨日の試合は、オーバータイムで京都が勝利。しかし、4Qは10点リードを追い上げられて延長戦になっただけに、滋賀の爆発力は侮れないことを再認識させられました。
 
 
1Q、試合開始早々京都が12-0のRUNを決めたこともあり、京都 28-11 滋賀と大量リードを奪う。滋賀には純粋なインサイドプレイヤーがいないため、京都はコッツァーをファーストオプションにオフェンスを展開。コッツァーがポストプレイで得点を取りつつ、ゴール下へのパスも通り理想的な展開でした。
 
 
2Q、ジョンソンはパーソナルファール2つのため、このQは出場せず。エース不在ながらリードを保つが、終盤滋賀に立て続けにゴールを決められ、京都 43-31 滋賀でこのQを終える。結果だけで言えば、ジョンソン不在で12点リードは合格点だと思います。
 
 
 
3Q、京都はペイント内のスコアに加え、外のシュートも来たため、勢いよく得点を重ねる。ディフェンス面では、滋賀のハーフコートオフェンスに対してしっかり守れていました。
 
具体的には、コッツァーがマンツーマンディフェンスのため、高い位置に釣り出されてゴール下が空いた所を他の選手がヘルプディフェンス出来ていたこと。横江、小林のミドルは打たせて、3ポイントとドライブに焦点を当ててディフェンス出来ていたことです。
 
特にゴール下のヘルプディフェンスは昨日出来ていなかったため、修正出来てよかったです。
 
 
4Q開始時点で、京都 69-45 滋賀 と京都は大量リード。滋賀は3ポイントやオールコートプレスからターンオーバーを誘い、11点差まで詰め寄る。しかし、京都は村上、内海の3ポイントが決まり、再びリードを広げて勝負あり。京都 88-77 滋賀で京都の勝利。
 
 
 
今日の滋賀は、ハーフコートオフェンスが機能せず、単発のアウトサイドシュートかファストブレイク頼みでした。これは京都のディフェンスが機能していたともいえます。
 
課題はオールコートプレスをされた時のボール運び。昨日、今日とプレスに引っかかる場面が多かったです。滋賀以上に沖縄はオールコートプレスが上手なため、1週間しっかり対策を練ってほしいです。次戦はキープ力のある小島の出番もあるでしょう。ルーキーにも期待したいです。
 
 


 
—–
●個人表(10点満点採点(5.5~6.0が平均値) | 得点、アシスト、リバウンド)
#0 瀬戸山 京介 7.0 | 4,3,4
#1 タイレン ジョンソン 8.5 | 24,2,2
#7 薦田 拓也 6.5 | 5,2,1
#8 村上 直 7.5 | 8,2,0
#9 小島 元基 6.0 | 0,0,0
#17 日下 光 6.0 | 0,0,0
#18 モーゼス エハンベ 6.0 | 7,0,3
#19 徳永 林太郎 6.0 | 0,0,1
#25 佐藤 託矢 6.0 | 4,0,2
#33 内海 慎吾 7.5 | 13,0,3
#33 籔内 幸樹 6.5 | 3,4,3
#42 ケビン コッツァー 8.0 | 20,3,10
 
※印象に残った選手のみコメント
 
#0 瀬戸山 京介 7.0 | 4,3,4
 守備の苦手な岡田に対して、積極的なアタックからゴールとアシストを演出
 
#1 タイレン ジョンソン 8.5 | 24,2,2
 苦しい時間帯、1on1から得点を決める姿は正にエース
 
#7 薦田 拓也 6.5 | 5,2,1
 プレーオフに入り復調、後二つ勝つためには彼のシュートが必要
 
#8 村上 直 7.5 | 8,2,0
 貴重な3ポイントに加え、ボール運びの安定感が素晴らしかった
 
#18 モーゼス エハンベ 6.0 | 7,0,3
 2Qよく繋いだが、ハリバックを怠って浜口HCから激怒される場面も
 
#25 佐藤 託矢 6.0 | 4,0,2
 もったいないターンオーバー2つ。もう少し減らさないとプレーオフでは使いづらい
 
#33 内海 慎吾 7.5 | 13,0,3
 安定感のあるディフェンスとパスワークでチームに貢献
 
#33 籔内 幸樹 6.5 | 3,4,3
 8秒バイオレーションに引っかかった点が気になる。チームでカバーしたい
 
#42 ケビン コッツァー 8.0 | 20,3,10
 ジョンソンのファウルトラブルをカバーして39分間出場。プレイタイムの長さがチームへの貢献度を物語る
 


2016年5月3日火曜日

【bjリーグ】15-16 プレーオフ・ファーストラウンド day2 京都ハンナリーズ VS ライジング福岡




2016/5/1 京都ハンナリーズ 91-80 ライジング福岡@向日市民体育館
 
 
公式発表で観客数は1251人。来週はハンナリーズアリーナなので、2000人以上入ってほしいです。
 
 
京都のスターティング5は、ジョンソン、小島、内海、籔内、コッツァー。福岡のプレス対策のため、瀬戸山からキープ力のある小島に変えたのだと思います。
 
1Q、京都はオープンでシュートを打つが入らず、得点が伸びない。昨日、3ポイントが確率よく入ったこともあり、外に頼りすぎていました。京都 7-14 福岡 になったところで京都のタイムアウト。その後、ペイント内のシュートが増えたので、中を攻めるように指示が出たのだと思います。
 
インサイドを攻めた後、3ポイントシュートも来て京都のペースに。2Q終了 京都 45-40 福岡 と逆転に成功。
 
 
3Qもリードを広げるが、4Qに青木のバスケットカウントなどで福岡も反撃。3点差まで詰め寄られるも、ジョンソンが3ポイントを決めて、嫌な流れを断ち切る。試合終了 91-80 福岡 で京都の勝利。
 
 
プレーオフは結果がすべてなので、勝てたことを素直に喜びたいです。次戦は滋賀レイクスターズに決定。去年のカンファレンスセミファイナルで敗れた雪辱をはらすべく、チーム一丸となって戦ってほしいです。
 
 

 
—–
●個人表(10点満点採点(5.5~6.0が平均値) | 得点、アシスト、リバウンド)
#0 瀬戸山 京介 6.0 | 3,2,2
#1 タイレン ジョンソン 7.5 | 20,2,5
#7 薦田 拓也 6.5 | 2,0,2
#8 村上 直 7.0 | 17,3,1
#9 小島 元基 5.5 | 3,1,1
#17 日下 光 6.5 | 0,0,0
#18 モーゼス エハンベ 6.0 | 6,0,2
#19 徳永 林太郎 5.5 | 3,0,0
#25 佐藤 託矢 5.5 | 0,0,0
#33 内海 慎吾 6.5 | 8,2,1
#33 籔内 幸樹 6.5 | 8,2,6
#42 ケビン コッツァー 7.5 | 21,1,19

 
※印象に残った選手のみコメント
 
#1 タイレン ジョンソン 7.5 | 20,2,5
 得点に加え3スティール、4ブロックの活躍
 
#7 薦田 拓也 6.5 | 2,0,2
 内海がファウルトラブルでベンチに退いた時間、しっかりつないだ
 
#8 村上 直 7.0 | 17,3,1
 電光石火のレイアップはすごいが、ケガしないか心配
 
#9 小島 元基 5.5 | 3,1,1
 スターター起用も本来の力を発揮しきれず
 
#17 日下 光 6.5 | 0,0,0
 4Q、日下が入ったことでチームが落ちついた
 
#42 ケビン コッツァー 7.5 | 21,1,19
 後リバウンド一つで20-20の活躍