2017-2018シーズン、京都ハンナリーズのチーム成績と勝敗の関係を分析します。
チーム成績をスタッツごとに勝敗と比較しています。スタッツと勝敗の関係がかなり特徴的に出たので、ぜひご覧ください。
データ元は、Basketballnavi.DB(http://stats.basketballnavi.com/)さん。
比較したスタッツは、
(1)3ポイント成功率
(2)フィールドゴール成功率
(3)フリースロー成功率
(4)オフェンスリバウンド数
(5)トータルリバウンド数
(6)アシスト数
(7)スティール数
(8)ブロック数
(9)ターンオーバー数
(10)パーソナルファウル数
です。
参考までに京都の勝敗は、34勝26敗(勝率56.7%)でした。
それでは、スタッツと勝敗を比較していきます。
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(1)3ポイント成功率
◇短評
3ポイント成功率が50%以上なら、5勝0敗と負けなしです。
30%未満でも11勝11敗であり、3ポイント成功率が低くても、勝負出来ていることが分かります。
次に成功率と勝敗を散布図にしました。3ポイント成功率が43%以上なら10勝0敗です。18-19シーズンは、3ポイント成功率が43%以上になるか注目したいです。
(2)フィールドゴール成功率
◇短評
フィールドゴールが40%未満の場合、2勝10敗。
50%以上の場合、14勝1敗と分かりやすい結果となりました。
散布図からは、フィールドゴールが39%以下の場合、0勝10敗であることが分かります。当たり前とは思いますが、低すぎると勝てないと言えます。
(3)フリースロー成功率
◇短評
フリースロー成功率は、60%未満でも6勝4敗と勝ち越したことに驚きました。フリースロー成功率の悪さが勝敗に直結することはないようです。
散布図からは、85%以上の時、6勝0敗であることが分かります。フリースロー成功率が高かった内海、綿貫、片岡、岡田がフリースローをもらうことが多かったのか、フリースロー成功率が低い人が確率良く決めたのか調べてみたいですね。
(4)オフェンスリバウンド数
◇短評
オフェンスリバウンド数は、10以上15未満で13勝12敗、15以上でも6勝4敗と、多くても勝率が上がらないことに驚きました。オフェンスリバウンド数と勝敗の相関関係は低いと言えます。
散布図からも特に特徴的なことは見えてきません。
(5)トータルリバウンド数
◇短評
トータルリバウンド数は、40以上の時に10勝3敗と大きく勝ち越しています。逆に30未満の場合、1勝4敗と負け越しました。リバウンド数はペースにも寄るので一概に言えない部分もありますが、リバウンド数は、勝敗に関係してきそうです。
散布図からもグラフと同様の特徴が言えます。
(6)アシスト数
◇短評
アシスト数は、15未満の場合4勝10敗。15以上の場合30勝16敗でした。ボールがよく回るとアシストも増える傾向があるので。京都のバスケットスタイルが数字に表れていると思います。
散布図からもグラフと同様の特徴が言えます。
(7)スティール数
スティール数は、5未満で10勝9敗と少なくても勝率はさほど悪くありません。逆に10以上だと8勝1敗と大きく勝ち越しました。スティール数が、これほど勝率と相関していたことに驚きです。ディフェンスが機能してスティール数が多くなったから、勝率が良いのだと推測します。
散布図からは、8以下での勝率は五分程度ですが、9以上になると一気に勝率が上がることが分かります。18-19シーズンは、スティール数が9以上になるか注目したいです。
(8)ブロック数
◇短評
ブロック数は、3未満で22勝19敗、3以上で12勝7敗と、勝敗に大きく左右はしていませんでした。
(9)ターンオーバー数
◇短評
ターンオーバー数が10未満の場合、9勝5敗とやや勝率が高いです。15以上でも8勝9敗と、それほど勝率は悪くありません。ターンオーバーが多いと、勝率がかなり悪くなると予想していたのですが、意外な結果でした。
散布図からは、ターンオーバーが19以上の時に0勝5敗なことが分かります。さすがに多すぎると敗北に直結するようです。
(10)パーソナルファウル数
◇短評
パーソナルファウルは、15以上20未満で20勝7敗、20以上で8勝13敗でした。グラフからは20を境に負け越しが多くなっていると言えます。
散布図からも20以上で負け、19以下で勝ちが多くなっていることが分かります。
(11)まとめ
17-18シーズンの京都ハンナリーズは、
・3ポイント成功率が43%以上
・フィールドゴールが50%以上
・スティールが9以上
の時に極めて勝率が高かった。
以上
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