2017-2018シーズン B1全チームのStarterの得点割合からチームごとにを分析します。
※データ元は、Basketballnavi.DB(http://stats.basketballnavi.com/)さん。
チーム別にStarterとReserveの得点割合を棒グラフにしました。
チームごとの傾向が顕著に分かります。チーム別の得点平均からB1全体のStarterの得点割合を計算すると64.0%だったので、三遠以上のチームがStarterへの依存率が高めということになります。
それでは、Starterの得点割合が上位、下位、京都のチームを分析します。
■1位 川崎ブレイブサンダース
川崎が76.7%で1位。得点の4分の3以上をStarterで取っていたことになります。
ほぼスターターであったファジーカス、辻、デービスが48.9得点も上げたため、Starterの得点割合が高くなりました。
■2位 新潟アルビレックスBB
新潟が72.6%で2位
得点王のガードナーがゲームスタート数59で28.7得点を上げており、Starterの得点割合を押し上げました。
■3位 千葉ジェッツ
千葉が72.5%で3位。
パーカー、エドワーズ、小野、富樫の二けた得点が目立ちます。帰化枠のパーカーをStartから使えることも、Starterの得点割合が高くなった要因でしょう。
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■12位 京都ハンナリーズ
われらの京都は61.6%で12位。
チーム2位の得点をあげたマブンガがベンチスタート中心だったため、Starterへの得点依存率が低くなりました。
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■17位 西宮ストークス
西宮が54.1%で17位。
Starterが固定されておらず、得点力の低い選手が最初から出ることも多かったため、Starterへの得点依存率が低くなったようです。
■18位 レバンガ北海道
北海道が54.0%で最下位。
日本籍選手トップの得点であった折茂の存在が光ります。ほぼベンチスタートで7.9得点を上げる活躍。ほぼスターターだった桜井と多嶋の得点がそれほど多くなかったため、Starterの得点割合は低くなりました。
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■Starters得点率と全体順位の散布図
Starters得点率と全体順位を散布図にしました。若干ですが、Starterの得点割合が大きい方が順位も上になる傾向があります。
2018年8月26日日曜日
2018年8月18日土曜日
2017-2018シーズン、京都ハンナリーズのチーム成績と勝敗を分析
2017-2018シーズン、京都ハンナリーズのチーム成績と勝敗の関係を分析します。
チーム成績をスタッツごとに勝敗と比較しています。スタッツと勝敗の関係がかなり特徴的に出たので、ぜひご覧ください。
データ元は、Basketballnavi.DB(http://stats.basketballnavi.com/)さん。
比較したスタッツは、
(1)3ポイント成功率
(2)フィールドゴール成功率
(3)フリースロー成功率
(4)オフェンスリバウンド数
(5)トータルリバウンド数
(6)アシスト数
(7)スティール数
(8)ブロック数
(9)ターンオーバー数
(10)パーソナルファウル数
です。
参考までに京都の勝敗は、34勝26敗(勝率56.7%)でした。
それでは、スタッツと勝敗を比較していきます。
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(1)3ポイント成功率
◇短評
3ポイント成功率が50%以上なら、5勝0敗と負けなしです。
30%未満でも11勝11敗であり、3ポイント成功率が低くても、勝負出来ていることが分かります。
次に成功率と勝敗を散布図にしました。3ポイント成功率が43%以上なら10勝0敗です。18-19シーズンは、3ポイント成功率が43%以上になるか注目したいです。
(2)フィールドゴール成功率
◇短評
フィールドゴールが40%未満の場合、2勝10敗。
50%以上の場合、14勝1敗と分かりやすい結果となりました。
散布図からは、フィールドゴールが39%以下の場合、0勝10敗であることが分かります。当たり前とは思いますが、低すぎると勝てないと言えます。
(3)フリースロー成功率
◇短評
フリースロー成功率は、60%未満でも6勝4敗と勝ち越したことに驚きました。フリースロー成功率の悪さが勝敗に直結することはないようです。
散布図からは、85%以上の時、6勝0敗であることが分かります。フリースロー成功率が高かった内海、綿貫、片岡、岡田がフリースローをもらうことが多かったのか、フリースロー成功率が低い人が確率良く決めたのか調べてみたいですね。
(4)オフェンスリバウンド数
◇短評
オフェンスリバウンド数は、10以上15未満で13勝12敗、15以上でも6勝4敗と、多くても勝率が上がらないことに驚きました。オフェンスリバウンド数と勝敗の相関関係は低いと言えます。
散布図からも特に特徴的なことは見えてきません。
(5)トータルリバウンド数
◇短評
トータルリバウンド数は、40以上の時に10勝3敗と大きく勝ち越しています。逆に30未満の場合、1勝4敗と負け越しました。リバウンド数はペースにも寄るので一概に言えない部分もありますが、リバウンド数は、勝敗に関係してきそうです。
散布図からもグラフと同様の特徴が言えます。
(6)アシスト数
◇短評
アシスト数は、15未満の場合4勝10敗。15以上の場合30勝16敗でした。ボールがよく回るとアシストも増える傾向があるので。京都のバスケットスタイルが数字に表れていると思います。
散布図からもグラフと同様の特徴が言えます。
(7)スティール数
スティール数は、5未満で10勝9敗と少なくても勝率はさほど悪くありません。逆に10以上だと8勝1敗と大きく勝ち越しました。スティール数が、これほど勝率と相関していたことに驚きです。ディフェンスが機能してスティール数が多くなったから、勝率が良いのだと推測します。
散布図からは、8以下での勝率は五分程度ですが、9以上になると一気に勝率が上がることが分かります。18-19シーズンは、スティール数が9以上になるか注目したいです。
(8)ブロック数
◇短評
ブロック数は、3未満で22勝19敗、3以上で12勝7敗と、勝敗に大きく左右はしていませんでした。
(9)ターンオーバー数
◇短評
ターンオーバー数が10未満の場合、9勝5敗とやや勝率が高いです。15以上でも8勝9敗と、それほど勝率は悪くありません。ターンオーバーが多いと、勝率がかなり悪くなると予想していたのですが、意外な結果でした。
散布図からは、ターンオーバーが19以上の時に0勝5敗なことが分かります。さすがに多すぎると敗北に直結するようです。
(10)パーソナルファウル数
◇短評
パーソナルファウルは、15以上20未満で20勝7敗、20以上で8勝13敗でした。グラフからは20を境に負け越しが多くなっていると言えます。
散布図からも20以上で負け、19以下で勝ちが多くなっていることが分かります。
(11)まとめ
17-18シーズンの京都ハンナリーズは、
・3ポイント成功率が43%以上
・フィールドゴールが50%以上
・スティールが9以上
の時に極めて勝率が高かった。
以上
チーム成績をスタッツごとに勝敗と比較しています。スタッツと勝敗の関係がかなり特徴的に出たので、ぜひご覧ください。
データ元は、Basketballnavi.DB(http://stats.basketballnavi.com/)さん。
比較したスタッツは、
(1)3ポイント成功率
(2)フィールドゴール成功率
(3)フリースロー成功率
(4)オフェンスリバウンド数
(5)トータルリバウンド数
(6)アシスト数
(7)スティール数
(8)ブロック数
(9)ターンオーバー数
(10)パーソナルファウル数
です。
参考までに京都の勝敗は、34勝26敗(勝率56.7%)でした。
それでは、スタッツと勝敗を比較していきます。
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(1)3ポイント成功率
◇短評
3ポイント成功率が50%以上なら、5勝0敗と負けなしです。
30%未満でも11勝11敗であり、3ポイント成功率が低くても、勝負出来ていることが分かります。
次に成功率と勝敗を散布図にしました。3ポイント成功率が43%以上なら10勝0敗です。18-19シーズンは、3ポイント成功率が43%以上になるか注目したいです。
(2)フィールドゴール成功率
◇短評
フィールドゴールが40%未満の場合、2勝10敗。
50%以上の場合、14勝1敗と分かりやすい結果となりました。
散布図からは、フィールドゴールが39%以下の場合、0勝10敗であることが分かります。当たり前とは思いますが、低すぎると勝てないと言えます。
(3)フリースロー成功率
◇短評
フリースロー成功率は、60%未満でも6勝4敗と勝ち越したことに驚きました。フリースロー成功率の悪さが勝敗に直結することはないようです。
散布図からは、85%以上の時、6勝0敗であることが分かります。フリースロー成功率が高かった内海、綿貫、片岡、岡田がフリースローをもらうことが多かったのか、フリースロー成功率が低い人が確率良く決めたのか調べてみたいですね。
(4)オフェンスリバウンド数
◇短評
オフェンスリバウンド数は、10以上15未満で13勝12敗、15以上でも6勝4敗と、多くても勝率が上がらないことに驚きました。オフェンスリバウンド数と勝敗の相関関係は低いと言えます。
散布図からも特に特徴的なことは見えてきません。
(5)トータルリバウンド数
◇短評
トータルリバウンド数は、40以上の時に10勝3敗と大きく勝ち越しています。逆に30未満の場合、1勝4敗と負け越しました。リバウンド数はペースにも寄るので一概に言えない部分もありますが、リバウンド数は、勝敗に関係してきそうです。
散布図からもグラフと同様の特徴が言えます。
(6)アシスト数
◇短評
アシスト数は、15未満の場合4勝10敗。15以上の場合30勝16敗でした。ボールがよく回るとアシストも増える傾向があるので。京都のバスケットスタイルが数字に表れていると思います。
散布図からもグラフと同様の特徴が言えます。
(7)スティール数
スティール数は、5未満で10勝9敗と少なくても勝率はさほど悪くありません。逆に10以上だと8勝1敗と大きく勝ち越しました。スティール数が、これほど勝率と相関していたことに驚きです。ディフェンスが機能してスティール数が多くなったから、勝率が良いのだと推測します。
散布図からは、8以下での勝率は五分程度ですが、9以上になると一気に勝率が上がることが分かります。18-19シーズンは、スティール数が9以上になるか注目したいです。
(8)ブロック数
◇短評
ブロック数は、3未満で22勝19敗、3以上で12勝7敗と、勝敗に大きく左右はしていませんでした。
(9)ターンオーバー数
◇短評
ターンオーバー数が10未満の場合、9勝5敗とやや勝率が高いです。15以上でも8勝9敗と、それほど勝率は悪くありません。ターンオーバーが多いと、勝率がかなり悪くなると予想していたのですが、意外な結果でした。
散布図からは、ターンオーバーが19以上の時に0勝5敗なことが分かります。さすがに多すぎると敗北に直結するようです。
(10)パーソナルファウル数
◇短評
パーソナルファウルは、15以上20未満で20勝7敗、20以上で8勝13敗でした。グラフからは20を境に負け越しが多くなっていると言えます。
散布図からも20以上で負け、19以下で勝ちが多くなっていることが分かります。
(11)まとめ
17-18シーズンの京都ハンナリーズは、
・3ポイント成功率が43%以上
・フィールドゴールが50%以上
・スティールが9以上
の時に極めて勝率が高かった。
以上
2018年8月15日水曜日
17-18シーズン ホーム/アウェイや観客数が勝敗に影響するか分析
2017-2018シーズン、京都ハンナリーズの勝敗がホーム/アウェイや観客数に影響されたか分析します。
1.ホーム/アウェイ
ホームかアウェイかによって、勝率が変わるかを調べます。
上図の通り、ホーム18勝12敗(勝率60%)、アウェイ16勝14敗(勝率53%)だったので、それほど変わりません。
統計的にも「ホームアウェイ」と「勝敗」が関連しているかのP値は0.6だったので、ホームアウェイが勝敗に影響しているとは言い切れません。
2.ホームの観客数
ホームの試合で観客数が勝敗に影響するかを調べます。
上図の通り、
1000~1999人:10勝7敗(勝率59%)
2000~2999人:5勝3敗(勝率63%)
3000人~ :3勝2敗(勝率60%)
でした。ほとんど関係なかったですね。
観客数が多いほど勝率が良いというデータが出れば面白かったのですが。
3.ホームとアウェイの観客数
ホームとアウェイごとに観客数と勝敗をプロットしてみました。
何か傾向が見えてくるかなーと思ったのですが、たんにホームの観客数が少ないということしか見えてきませんでした凹〇
去年は運営頑張ってくれていたので、今年はもっとお客さんが増えることを期待しています。
4.まとめ
ホーム/アウェイと観客数は、勝敗に影響しない。
2018年8月12日日曜日
17-18シーズン 京都ハンナリーズの個人成績を分析 その2
2017-2018シーズン、京都ハンナリーズのレギュラーシーズンの個人成績を振り返ります。その1の続きの記事です。
その2で比較するスタッツは、
(10)リバウンド総数
(11)アシスト総数
(12)スティール総数
(13)ブロック総数
(14)被ブロック総数
(15)ターンオーバー総数
(16)パーソナルファウル総数
(17)被ファウル総数
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(10)リバウンド総数
◇短評
リバウンド総数は、ダントツでスミスが一位。オフェンスリバウンドをもぎ取って、バスケットカウントを決めるシーンを何度も見ました。
日本籍選手では、綿貫のオフェンスリバウンド比率が高い所に注目。忍者のようにジャンプしてオフェンスリバウンドを取っていたことが数字にも表れています。
(11)アシスト総数
◇短評
アシスト総数は、伊藤が200超えでトップ。ペイント内をドライブで荒らして、ギャップを作り、ゴールをおぜん立てしてくれました。
意外だったのは、永吉の89(1試合平均1.6)。来期は永吉のアシストに注目したいです。
(12)スティール総数
◇短評
スティール総数は、伊藤の72がトップ。ダブも63(1試合平均1.4)と1試合平均では伊藤を超えており、この二人のスティールで何度も試合の流れを手繰り寄せました。
スティール総数は、伊藤の72がトップ。ダブも63(1試合平均1.4)と1試合平均では伊藤を超えており、この二人のスティールで何度も試合の流れを手繰り寄せました。
(13)ブロック総数
◇短評
ブロック総数は、スミスが36で1位。ダブも僅差の33で1試合平均(0.7)ではスミスを上回りました。
(14)被ブロック総数
◇短評
被ブロック総数は、永吉が1位。マイナス評価の項目ですが、積極的にシュートに行ってくれていた証でもあるので、この数字が多少高いからといって評価を下げたいと思いません。
(15)ターンオーバー総数
◇短評
ターンオーバー総数はマブンガと伊藤が1位。二人ともハンドラー兼スラッシャーでプレイタイムも長いため、多少多いのは仕方ないかと思います。
(16)パーソナルファウル総数
◇短評
パーソナルファウル総数は、スミスが1位。プレイタイムが多いほど、ファウル数も多くなりやすいので、40分間(1試合の時間)あたり何回ファウルするかを、2枚目の画像にランキングしました。
プレイタイムの短いブラックレンジを例外とすると、ダブが最もファウルをしやすいことになります。注目は最下位の永吉。インサイドでファウルになりやすいにも関わらず、この低さ。
総プレイタイムで1位だったのは、ファウルトラブルになることが少なく、プレイタイムを伸ばせたから。チーム方針として永吉は、むやみにファウルをするなと指示が出ていたのかもしれません。
(17)被ファウル総数
◇短評
被ファウル数は、マブンガが1位。こちらも40分間(1試合の時間)あたり何回ファウルをもらうかを2枚目の画像もランキングにしました。マブンガは単位時間あたり多くのファウルをもらってことが良く分かります。
以上。
17-18シーズン 京都ハンナリーズの個人成績を分析 その1
2017-2018シーズン、京都ハンナリーズのレギュラーシーズンの個人成績を振り返ります。
単純に選手個人の成績をスタッツごとに並べて比較しただけなのですが、思っていた印象と違ったデータもあり興味深かったです。
データ元は、Basketballnavi.DB(http://stats.basketballnavi.com/)さん。シンプルな作りでデータを置いてくれているので、データ分析しやすかったです。
比較したスタッツは、
(1)スタメン数
(2)総プレイタイム
(3)総得点
(4)3ポイント成功率
(5)3ポイント成功数
(6)2ポイント成功率
(7)2ポイント成功数
(8)フリースロー成功率
(9)フリースロー成功数
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(1)スタメン数
◇短評
岡田優介が60試合フルでスタメン。そういえば、スタメンから外れたことなかったですね。
外国籍選手は、スミスが1位。京都のオンザコートは、1-2-1-2が49試合、2-1-1-2が11試合でした。On1から始まる1Qは、センターのスミスからスタートすることが多かったからでしょう。
(2)総プレイタイム
◇短評
総プレイタイムは永吉が1位。日本籍のインサイドのキーマンとして、コートに立ち続けてくれました。まさに「縁の下の力持ち」がピッタリだと思います。
(3)総得点
◇短評
総得点はスミスが1位。日本籍選手では、岡田を抑えて伊藤がトップ、得点の取れるポイントカードとして活躍しれくれました。
(4)3ポイント成功率
◇短評
3ポイント成功率は、試投数の少ないブラックレンジを除けば、内海が1位。岡田はタフショットが多かったからか、成功率トップとはなりませんでした。
綿貫、伊藤の両PGが30.8%,27.5%と低確率。18-19シーズンはシュート力のあるPGを補強したかった所ですが、移籍市場もほぼ終わり現状は難しそうです。伊藤と綿貫の奮起に期待します。
(5)3ポイント成功数
◇短評
3ポイント総成功数は、岡田が1位。タフな場面でも打ち続けてくれた頼りになるエースです。
(6)2ポイント成功率
◇短評
2ポイント成功率は、B1リーグトップのスミスがダントツで1位。18-19シーズン彼が抜けた穴は、間違いなく大きいでしょう。
(7)2ポイント成功数
◇短評
2ポイント成功総数もスミスがトップですが、ここで注目したいのは、坂東の成功数の少なさ。3ポイント成功率が30.5%と低いうえ、2ポイントもアテンプト出来ていないとなると、オフェンスで存在感を出せていない。18-19シーズンは改善したいポイントです。
(8)フリースロー成功率
◇短評
フリースロー成功率は、内海が89.8%で貫録のトップ。他では片岡のフリースロー成功率が84.5%以外と高くて驚き。75%ぐらいだと思っていました。
伊藤と坂東が70%を切っており、ガードにしてはかなり低い。少なくとも75%程度は成功させたい。
(9)フリースロー成功数
◇短評
フリースロー総成功数は、スミスとマブンガが200本超えと他を大きく引き離しています。両者ともリングにアタックして、ファウルをもらうプレイが多かったからでしょう。
17-18シーズン 京都ハンナリーズの個人成績を分析 その2 に続く。
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